お墓の引っ越しの手続き方法って?
実家の両親が亡くなって
田舎にある先祖代々の墓の管理が
難しくなってしまった。
実家も売却を考えているし、
お墓の掃除やお寺とのやり取りの為だけに
田舎へ帰省するのも大変だし・・・
そんな風に近所の人に相談したら
「お墓を近くの墓地へ引っ越しさせたら?」
って言われた!
はじめはお墓の引っ越しなんてって
思ったんだけれど。。。
でも、
それ以外に先祖代々のお墓を
維持・管理していく方法が無い。
「お墓の引っ越し」って
実際的にはどんな風にやればいいの?
手続とかってめんどうなの?
そんな風に疑問を感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、
「お墓の引っ越し」の手続き方法について
詳しくお伝えします。
お墓の引っ越し手続きは難しいの?
お墓の引っ越しを専門的な用語で
「改葬」と言います。
この「改葬」は法律的にも
墓地・埋葬等に関する法律(墓埋法)
第2章にも定義されています。
ですのでお墓のお引越しを考えている方は
まずはこちらの法律に沿って「改葬」手続を
行う必要があります。
具体的な改葬手順としては・・・
埋葬法に定められた改葬方法とは?
埋葬法に定められた改葬方法の
手順としては・・・
@まずは、
引っ越し先の墓地の管理者から、
『受入証明書』を発行してもらいます。
A次に、
現在の墓地の管理者から、
『埋葬証明書』を発行してもらいます。
Bそして、
現在の墓地のある市区町村の役所に
『受入証明書』と『埋葬証明書』を提出し、
『改葬許可証』を発行してもらいます。
C『改葬許可証』を現在の墓地の
管理者に提出し遺骨を取り出します。
D最期に、
引っ越し先の墓地の管理者に
『改葬許可証』を提出して遺骨を納めます。
手順としてはこれですべてですが・・・
大体の墓地の管理者は
顧客である墓地使用者が
引っ越ししてしまう事をこころよく
思わないので・・・
ひどい場合だと難癖を付けて
Aの『埋葬証明書』を渡して
貰えなかったりする事もあるんです。
(先祖代々の土地から墓所を移動すると
悪い事が起こるなど)
さらに、
法外な霊抜料や供養代金などを
請求されてしまう事もあるそうです。
ですので、
個人で改葬の手続きをしようとするよりは
そういった葬儀のプロである葬儀社などに
仲介役をお願いして改葬を行った方が
スムーズな場合も多いんです。
お寺とトラブってしまう前に、
改葬に詳しい専門業者に
まずは相談してみると良いですよ!