終活 50代

祖父の危篤で終活の重要さに気が付いた男性

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最近、
終活を通じて知り合った50代の
男性がいるのですが・・・

 

 

その男性がどうして終活を
はじめたかという理由について
詳しく教えてくれました。

 

 

その男性が終活を始めたきっかけは・・・

 

「祖父が亡くなったのと同い年に
なったから」という事だったんです。

 

 

え?お父さんじゃなく
おじいさんがきっかけなの?

 

 

そんな風に不思議に感じたんですが・・・

 

 

それには深い理由があったんです。

 

 

おじいさんの死をきっかけに終活をはじめる?

 

 

実は、その男性のお家は
おじいさんの代までかなり大きな
お家だったそうです。

 

 

元々、
神社仏閣などに関する由緒ある
宮大工の家柄で・・・

 

 

特に、
おじいさんは宮大工の腕も確かで
商才もある人でした。

 

 

元々の家柄もあったので
おじいさんの代で事業がどんどん
拡大したそうです。

 

 

そんな中、
おじいさんが54歳という壮年期に
突然の死を迎えます。

 

 

建築現場での事故が原因で
大けがを負ってしまい3か月程度の
危篤状態が続き・・・

 

 

結局意識が戻らないまま
亡くなってしまったそうなんです。

 

 

その当時家業は、
おじいさんとお父さんの2代で
切り盛りしていたそうなんですが・・・

 

 

実質的には、
おじいさんの腕と商才で
成り立っているようなものだったそうです。

 

 

ですので、
おじいさんの突然の死で
家業が上手く回らなくなってしまったんです。

 

 

その上、
おじいさんの愛人や隠し子まで
複数人表われて保証金や養育費を
請求してきたそうなんです。

 

 

おじいさんはまだまだ長生きするつもり
だったのでしょう。

 

(まあまだ54歳でしたからね)

 

 

そういった家業の見通しや
財産分与に関する遺言などは
一切残していなかったそうなんです。

 

 

結局その対応に追われたのは
ずっと専業主婦だったおばあさんと
長男夫婦だったそうです。

 

 

そしてその後、
相続で愛人に莫大な遺産や
土地を取られてしまい・・・

 

 

家業も急速に傾く一方で
最終的には破産してしまったそうなんです。

 

 

おじいさんが遺言を残していたら?

 

 

そして、
その際におばあさんは亡くなるまで

 

「おじいさんが遺言をきちんと残して
くれていたら・・・」

 

とことある毎に言っていたそうなんです。

 

 

そして、
破産後貧しいながらも苦学して
社会人になり・・・

 

 

家庭をもって一生懸命に働いてきて
ふと気が付いたら?

 

 

自分もおじいさんが亡くなったのと
同い年になっていた。

 

 

まだまだ元気に働けるとは
思っているけれど・・・

 

 

いつ何時おじいさんと同じような
運命をたどるかはわからない。

 

 

その時に、
残された家族たちに対して
迷惑は一切かけたくない!

 

 

だからこそきちんと元気なうちに
身辺整理や終活を行おうと
決心したそうなんです。

 

 

本当に人の人生って
一寸先は闇というように
どれだけ元気であっても
分からないものです。

 

 

だからこそ、
常に自分の生き方・死に方に
責任を持っていたいと思う男性に
とても共感しました。